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「家」の存続を目的とした家づくり、子供に甘い日本人

2011.12.09

日本人は人前では子供のいたずらを親が謝り、本人を叱らない場合が多い。欧米人は反対に、本人の将来を考え、人前だろうが何だろうが、ぴしっと子供を叱る。一事が万事この調子だから、今日わが国では、子供にとって都合のよいことばかりが起こる。親子間では子供から自由を主張され、家を重んじる親はあれこれ外部に気を遣う。そこでついつい子供に甘い結果になりやすい。住まいに当てはめると、子供部屋がよい例である。進学勉強のためや外に対する見栄で部屋を与えてしまい、子供に真に独立した生活のしつけをするのを忘れてしまう例が多い。

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自分でベッドメーキングも掃除もできない子供が多いのは、この表れともいえる。住まいの設計をしていて、この親と子の感覚のズレを最近特に感じている。このことは、住まいの形に歪みをもたらす。ある意味では持ち家志向そのものが、歪みになっていて、「家」の存続を目的とした家づくりとなり、子供にその家督を、とけなげに考える親が多い。この反動が子供に顕れ、それが甘えに結び付く。