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床暖房で何よりも好評だったこと

2011.09.30

床暖房で何よりも好評だったのは、いつも腰から下が温まって頭はヒンヤリさえているということです。人間の足の裏には「温点」がありますから、床が暖かいことがもっとも快適なのです。頭寒足熱とはよく言ったものです。クリーンヒーターのほうは、コックをひねればすぐに温風がふき出して来ます。日本人の暖房感覚から言えば、すぐに暖かくなるストーブと同じようなものを求めているはず。したがって、クリーンヒーターは感覚的には良いのですが、温かい空気は天井の方にたまり、床ではコタツがほしいということになってしまうのです。頭ばかり熱くて足の方が寒いというわけです。長い間いると気分が悪くなってしまうほどです。一方、真北の部屋では、まず床暖房のスイッチを入れてから床が暖まるのに約五〇分かかることがわかりました。少しでも早く暖まるように、「強」に目盛りを合わせておき、五〇分して床が暖かくなったら目盛りを「弱」にして一日中通電し続けるという方法を、何ヵ月か使っているうちに学びました。つまり、日本人の暖房機器とのつき合い方は、寒ければ強くして暑くなればすぐに切ってしまうという、つけたり切ったりすることがほとんどです。「弱」にして一日中通電しておくなどということは考えられないことなのです。「弱」でも一日中通電しておけば、きっと。電気料金は大変高くなると思っているに違いありません。ところが約二年後、ガスと電気のランニングコストの差はほとんどなく、ほぼ同じ程度だったのです。電気の床暖房は真北の部屋だったのですから、むしろ、真南の部屋のガスの方が余分にランニングコストがかかったと言えるかもしれません。このように一日中「弱」で床暖房に通電していると、室内全体がふんわりとやわらかい暖かさになります。このやわらかい暖かさは、住宅そのものが断熱構造体で気密性が高ければ、確実に電気で確保することができるのです。床暖房の熱は輛射熱ですから、仮に窓を開けておいてもあまり寒くはなりません。一方温風を吹き出すヒーターは室内の空気を暖めるのですから、窓を開けると暖かい空気が全部外へ逃げてしまうので、寒くなります。

[参考サイト]
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