化学業界の最大の話題は、2003年10月予定の住友化学工業と三井化学の経営統合。旧財閥三井と住友の統合を象徴する三井住友銀行誕生の流れに添うもので、売上規模では国内最大手の三菱化学を凌駕することになる。ただし、世界的には”3強”と呼ばれる米デュポン、独BASF、米ダウーケミカル、それに続く独バイエル、仏アトフィナには及ばない。それに対して、現在のところグループ売上1兆7000億円で国内トップの三菱化学は、同じ三菱グループの三菱化学生命科学研究所、三菱ウェルファーマなどと共同でゲノム創薬に取り組むなど、医薬品に重点を移している。遺伝子解析分野では富士通と組んでいる。三菱、住友、三井以外では、過去最高益を繰り返している信越化学が特筆ものだ。世界最大の塩化ビニールメーカーとして、02年には米国の塩ビメーカーを事業買収する予定で、電子材料の半導体ウエハーシリコーン樹脂でも先行している。
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