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狭い住居に多い小学生のテレビ視聴量

2011.11.18

友だちをよんであげられないから、自分も友だちの家に行かなくなる。子どもたちにとって、外で安心して遊べる場所のないことが根本的な問題だが、家の中での遊びもまた、その狭さによって妨げられる。それでテレビを見る。幼児・児童のテレビ視聴量は家庭の居住条件によって大きく左右され、部屋数が三以下の家庭の子どもと四以上の家庭の子どもを比較すると、前者の子供に視聴量がかなり多いという。テレビを見過ぎて睡眠時間が不足しているといった問題は、六畳一間の生活では歴然と出てくる。

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勉強部屋のない子ども、テレビのある部屋で勉強する子どもほど、視聴態度は非自律的でテレビに溺れこむ。一方テレビをつけっ放しにしている家庭は少なくない。そこで母親から「小言的統総」をうける機会が多くなる。狭い住居の中にテレビがあることによって、何となくスイッチを入れてしまう惰性的慣習性と、狭い住居の中で家族のだれかがテレビを見れば、他のものも意志の有無にかかわらず、テレビを視聴せざるをえない追従性が作用しているのではないか、と東京大学教育学部の教授はいう。また教授は、家族全員がテレビ視聴を制限したり惰性的視聴を防ぐというような個人の心理的努力に期待するのは限界があり、テレビを唯一の娯楽としないですむ家庭文化の豊かさと、余裕のある住宅事情によって解決すべきだ、といっている。