三月三一日、家の周りの足場が外された。それまでシートに覆われていたわが家は、忽然と姿を現した。その姿は、堂々として、優雅であった。私は今までの歳月を思い、鼻の奥がツーンとして、わが家の姿が涙でにじんでぼやけてしまうことがしばしばだった。「いい家だな」と、一人でつぶやきながら眺めていた。傍らには夫がいて、「よくやったね」とほめてくれるように思えた。四月二〇日、快晴の日に引渡しが行われた。設計士さん、監督さんがひときわ頼もしく見えた。
大崎市の中古一戸建て
八代市の中古一戸建て
土浦市の中古一戸建て
三田市の中古一戸建て
加古川市の中古一戸建て
引渡しは、まず最初に床下を点検することから始められたのには驚いた。「年に二回はこの蓋を開けて、臭いを嗅いで下さい。嫌な臭いがしたり、カビ臭く感じたらすぐに連絡して下さい。徹底的にチェックします。カビ臭いということは、この家が病気になりかけているというシグナルです」私は説明を聞きながら、都営住宅を引っ越す日に偶然覗いた床下を思い出した。カビ臭く、木は腐ってシロアリにやられ、ぞっとするような光景だった。監督さんは、照明をつけて床下を照らしてくれた。ちり一つない清潔さだった。「この床下の空気は、壁の中、小屋裏へとつながっています。そこに見えるダンパーを開いて小屋裏の換気扇を動かすと、空気が流れ始めて、湿気や熱だまりを取り除いてくれます。もう間もなくすると、暑い日が来ると思いますが、そんな口にダンパーを開けてみると、インナーサーキットの効果がよく分かるでしょう」
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